コムサ(COMSA)・コムサトークンとは何か?
COMSAトークンは、取引所Zaifを運営するテックビューロ社が企画したCOMSAで発行されたトークンです。
トークンは、企業などが出資をしてくれた人に渡すコインのようなもの。
COMSA(コムサ)はザイフが企画したもので、仮想通貨をささえている大きな技術ブロックチェーンを使って役に立つことをしていこうというプロジェクトです。
コムサ上に企業や人が集まってくることから、駅のホームのようなプラットフォームともいわれます。
企業が集まるのは主にICOをおこなうため。
そのICOとは、仮想通貨を払い込んでもらって、資金調達をすることです。払い込んでもらった代わりにトークンを渡します。
最近でも専門誌が選んだ邦画で1位になったアニメ映画が、広く一般の人たちから資金を集めて制作されましたが、仕組みは同じ。
クラウドファンディングといいますが、ICOの場合、仮想通貨を調達する点で違いもあります。
ちょっといろんな用語がでてきてるので、図で整理しましょう。
繰り返しですが、コムサに参加する企業もトークンを発行することになりますが、コムサ自体もトークンを発行していて、それがコムサトークンです。
このコムサ、去年の2017年の10月からわずか一カ月のあいだに、109億円もの資金調達をしました。
(ICO)資金調達額は、世界でも10位以内に入ります。
それに世界中でおこなわれるICO全体で集まった資金の額は、ベンチャーキャピタル(ベンチャー企業の世界)が資金を調達した額を上回っているのが現状です。
ここでは外国の著名な方は挙げませんが、日本でもICOやコムサに注目している有名人はたくさんいます。
【IVSセッション2】堀江氏(@takapon_jp)「日本の企業がICOで100億円を集めた。これは、まさに時代の変わり目だと思う。」#ivs17f pic.twitter.com/9onpvGyiF8
— IVS Official (@IVS_Official) December 12, 2017
コムサトークンの特徴・使い道
コムサトークンには、使っているブロックチェーンの種類で2つにわけられます。
イーサリアム(ETH)とネム(NEM)のどちらを使っているのかでわかれます。
イーサリアム仕様のものがERC20、ネム仕様のものがMosaic。
それぞれに違った価格の動きをしているのが特徴です。
テックビューロ社も、コムサトークンを保有しています。
発行したコムサトークンの額の2分の1にあたるトークンを自分でもっているわけです。
コムサというプロジェクトが集めた資金(仮想通貨)は、コムサ関連のことに使われていきます。
たとえば、コムサというプラットフォームを充実させたり、コムサ参加者へのサポートを強化していくのに使われます。
コムサトークンの特徴は、ビットコインと違い、このように発行元があり、使い道が発行元に関することに限定されているところにもあります。
トークンセールにて取得された暗号通貨は、ICOマーケットへの進出、COMSAシステムの中核となるCOMSA COREの開発、COMSA HUBの開発に使用されるほか、COMSAソリューションに対応するために既存のサービスの「Zaif取引所」や、プライベートブロックチェーン「mijin」の機能とビジネス拡充にも一部使用されます。
上の引用と下の画像は、コムサの特設ホームページから。
ご参考までに、ホームページはこちら
コムサの仕組みも詳しく載っています。
現在のところトークンの売り出し(トークンセール)はやっていませんが、コムサトークンが欲しい場合、ザイフで購入することが可能です。
コムサの買い方については、別の記事で手順を載せてあります。

コムサトークンを持っているとどんなことに使えるのかですが、
トークンセールにて販売されるCOMSAトークンは、2号案件以降のICOでの払込みに使用することによって、5%以上の追加プレミアムボーナスが約束されます。
ICOでの案件で払い込みに使えるわけですね。
コムサのメリット・デメリット
まずデメリットについて。
これはコムサだけに限ったことではないですが、とくにICOでは詐欺が流行るのではないかと懸念されています。
仮想通貨を集めるだけ集めておいて逃げるとか、コムサをかたって、参加者でもないのに仮想通貨を集めるとかですね。
あくまで仮定の話ですが、詐欺を防止するためICOに過度の法律の規制が及ぶことも考えられます。
ただし、全面禁止という措置にはならないと思います。
コムサや参加する企業のプロジェクトがうまくいかないことになれば、トークンもほとんど価値のないものになる可能性もまた考えられるところです。
コムサに参加する企業は、テックビューロ社の審査もあり、しっかりしたものだと思いますが、プロジェクトが必ずしもうまくいくとは限りませんからね。
集めたお金が大きければ大きいほど、プロジェクトがうまくいかないとなれば、コムサなどのに対する信用を失うリスクもあります。
メリットについて。
使い道のところでも書きましたが、コムサのプラットフォーム上でおこなわれるICOで、コムサトークンを払い込みに使うと、払い込んだ分の5パーセントを
追加でボーナスとしてもらえるのでお得感はあります。
またビットコインなどもそうですが、人気が出て価格が上がることにより、売却益が狙えます。
けっこう可能性のある話で、ベンチャーキャピタルなどの投資金額を抜いたことからもわかるように、場合によっては投資効率が高いんですね。
これは出資した側に入るリターンが大きいということを意味します。
コムサの価格について
コムサがザイフで取引できるようになったこと(上場)はニュースでも取り上げられました。
仮想通貨の技術を使ったICO(イニシャル・コイン・オファリング)と呼ばれる資金調達に伴い発行したトークン「COMSA(コムサ)」が4日、テックビューロ(大阪市)が運営する仮想通貨取引所「Zaif」に上場した。ブロックチェーン「NEM(ネム)」を利用したトークンは売り出し価格(約112円)を大きく上回る2000円で初値をつけたが、5日時点では157円前後で推移している。
上場初日の4日はアクセスが集中し、、、、(2017.12.5 日本経済新聞の電子版より)
過去の価格の動きをみます。
2018年3月1日現在は約107円です。(CMS:ETHとCMS:NEM両方とも)
2017年の12月にガツンと上がって、その後下がっていく傾向がみられます。
情報に過度に反応したユーザー(取引者)がいたり取引量も少ないこともあって、一日のうちでも価格が激しく動くのが特徴です
大幅に価値が下落してまったわけではなくて、今は価格が落ち着いていて、これから真価が問われれていくのではないかと個人的に推測しています。
下はCMS:ETHのチャート画像です。(1週間単位の足です)
12月には一時500円を突破しますが、すぐに年明けにかけ下落していきます。
1週間単位でみても価格の動きに幅があることがわかります。
株ではなかなかこういう動きはないですよね。
2018年2月に入ると価格は100円台で落ち着いてきます。
コムサの将来性について
いままでの話のまとめ的なことにもなりますが、将来性についてです。
コムサには実際に企業が参加を表明しています。
コムサを企画するテックビューロ社、そしてクリプトマイニングジャパン、Looopの3つの企業が合同する形でICOを行う予定です。
(実施時期は未定)
東証に上場するプレミアムウォーターホールディングス、クラウドファンディング国内最大手のCAMPFIREがコムサを利用してICOを行う予定。
ほかに、話題になった「タイムバンク」(運営元:メタップス)も利用することを発表。
メタップスの代表者といえば、最近本を出版してベストセラーになりましたね。
仮想通貨のことについても本の中で触れられています。
ICOはある意味次世代の資金調達の方法ですが、ここに名を連ねる会社さんも次世代型の事業をやっていますね。
先月2月には、ジャパンネット銀行がテックビューロ社のサポートを得て、ブロックチェーンの技術を導入することを発表(現在契約中とみられます)
コムサへの参加がにぎわってくると、コムサトークンの価格も上がると考えられています。
今後も関連ニュースやプロジェクトのゆくえは要チェックですが、コムサの将来性は明るいと思います。
まとめ
- コムサはテックビューロ社が企画したプロジェクトであり、プラットフォームの名称でもある
- コムサが参加者(出資者)に配布したトークンが、COMSAトークン(CMS、コムサ)
- コムサ上で、企業がICOを行い、出資者へ独自にトークンを配布することが予定されている
- コムサじたいが集めたお金は、コムサのプラットフォームの開発などに使われている
- コムサトークンをコムサ上のICOで払い込みに使うとボーナスが得られる
- ICO関連の詐欺が横行する可能性が指摘されている
- コムサトークンには価格がついていて、変動しているため、価格差を利用して利益を出せる可能性がある
- 新興の会社が、コムサへの参加を続々と表明しているため、将来に期待ができる
前述のようなリスクもありますが、将来性にもかなり期待がもてるので、企業を応援したい人や投資して利益を出したいという方はぜひ取引してみてはいかかでしょうか。
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