モネロとは?
時価総額15位以内に入るモネロ。
2014年に発行されたばかりですが、ほかの人気通貨と同じく価格は右肩上がりです。現在までに260倍以上のパフォーマンスを上げました。
Yahoo!ニュースとかツイッター上で仮想通貨暴落と騒がれている今日このごろ(2018年1月16日)ですが、現在、価値は何倍も上昇しているんですね。
匿名性の高さ、取引のスピードの速さが目立った利点です。
これから、特徴や将来性、チャートをみていきます。
モネロの特徴
公開年 | 2014年 |
通貨の単位 | XMR |
発行上限枚数 | 1840万枚 |
アルゴリズム | Proof of work
CriptoNight |
特徴的なことは次の二つにまとめることができます。
②取引の処理の速さ
①モネロはどうやって匿名性(個人を知られないこと)を高めたかというと、
・リング署名
・ワンタイムアドレス制
を使ったからです。
技術的な細かい話は抜きにして、簡単にいいます。
上の表にもありますが、CriptoNightというアルゴリズムで特殊な形のリング署名を採用しています。
リング署名ですが、署名というのはブロックチェーン上で記録される取引(例:ある人がある人に1000モネロ送った)に対して、「正しい記録であることを確認したので、証明のためにサインします」というイメージです。
前提知識(ブロックチェーンなど)があったほうがよりわかりやすいので、こちらも見ていただければと思います。

誰がしたサインなのかが第三者からわからないように、複数の人でひとつの署名を書き上げることにしました。
どういうことかというと、仮にサインが横一本線だったとしますね。この時、Aさんが線を引いて、次にBさんが線を繋げて、Cさんも…というふうに、すると、外から見ると、一本線のどの部分を誰が担当したのかわかりにくいですよね。つまり個人が特定されにくいので、匿名性を高めていると言えます。
次に、ワンタイムアドレス制。これも匿名性に一役かってます。
アドレスとは、たとえば、銀行の口座番号みたいなものです。
ワンタイムというのは、取引のたびに、口座番号が発行されることなので、その都度送金先のアドレスが違ってきます。
口座番号がひとつで、誰かがそれに不正にアクセスしたとしますね。
すると、その口座に関する取引が全部見れちゃう可能性がありますが、それがもとで、個人が特定される危険があります。
ですので、特定を少しでも防ぐために、その都度番号を変えるように工夫しました。
②次に、取引の速さですが、ブロックチェーンのサイズを無制限にすることで、実現されます。
どういうことかというと、サイズが小さいと(ブロックの容量が少ない)、一般に取引の速度は遅くなるんです。
モネロではサイズの大きさに制限をかけないので、速いんです。
おおかた数分で取引を処理してしまいます。
ビットコインとかで言われているスケーラビリティの問題に対処しているといえますね。
モネロの使い道や将来性
今で言うと、まだまだモネロの使い道は限られています。とくに日本では。
これは、技術的な面で匿名性を実現した結果、汎用性(使い勝手)がなくなったためです。
ただし、認知度もあり、取引の速度もビットコインに比べれば格段に速いし、匿名性を生かした使いかたができるので、今後需要が急激になくなることは考えられません。
とくに、今後仮想通貨などの電子取引がさかんになった場合、プライバシーを守れることは強みになります。
現に10年以上前からネットの取引などの電子商取引ではプライバシー保護、セキュリティの確保がずっと問題視されてきていますね。
また、モネロではマイニングをやるハードルも一般的に低め。というのもビットコインなどと違って、高性能の専用機やパソコンがいらないから。
マイニングというのは、パソコンなどに計算をさせて、仮想通貨を報酬としてもらうことです。
モネロのマイニングを始める場合、それこそ一般のPCでできるので、この点は良いです。
モネロの価格とチャートについて
さて、価格についてですが、国内の取引所Coincheckでチェックしてみました、2018年1月18日お昼時点で、1XMR=40000円前後です。
取引当初は200円くらいのものでしたから大きな値上がりです。ちなみに価格が動き出したのが2016年の9月ごろです。
それまではほぼ横ばいでした。
モネロのチャートです、CoinGeckoからです。
10月の終わりに約10000円、12月終わりまで基本上昇が続き、約40000円で2017年が終わりました。
2カ月で4倍くらい上がったことになります。
年明けからは価格の変動がとくに激しいです、しかも短期間のうちにですね。
一時、61000円ほどの値もつけています。
流れで見ると相場は落ち着くと思われますが、取引者の数がさらに増大することも予想されるため(投機目的の方など)、もしかしたら、しばらく
激しい上げ下げの場面が多々見られるかもしれません。ここ一年では上昇傾向になるだろうと予測しています。
モネロが買える取引所
国内ではコインチェック(Coincheck)ですね。
スマホから価格チェックできますし、画面も見やすい構成になっているので、始めて投資をする方にもおすすめです。
なお、モネロはコインチェックから購入が可能で、売るときはコインチェックに売る形になります。
日本円を入金(コインチェックの法人口座に振込する)して買うことができますし、住信SBIネット銀行やりそな銀行の口座を持っていれば、振り込み手数料は無料になります。
まとめ
- 時価総額で常に上位にランクしている
- CriptoNightを用いて、匿名性を確保
- ブロックサイズの容量に制限がないため、高速処理が可能
- 匿名性が高いので、プライバシーを守れる
- 2017年から大きく価格が上昇している
認知度が高いこともあって、モネロに注目している人もいることと思います。
2018年はじめから韓国政府の規制の問題など、バッドニュースが流れましたが、今後激しい規制が取引所などに
課せられない限りは、モネロの価格はさらに上がる(少なくとも2017年年末につけた値以上は上がる)と予想しています。
最近は時価総額の高い通貨が似た値動きをしていますので、他の通貨の動向やニュースも要チェックですね。
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